2024年4月コラム=永六輔さんがいた頃=石楠花の候

コラム

=永六輔さんがいた頃=石楠花の候
 春たけなわ、咲き誇る花々が心を豊かにしてくれます。今年も自然の摂理通りに咲いてくれたことに安堵し、自然の偉大さに感謝と共に畏敬の念を覚えます。卯は「茂る」の意味があり、まさに仲春、草木の繁茂いよいよ活発となる候を象徴しています。四月八日のお釈迦様の誕生を祝う日(花祭り)に花を飾りますが、石楠花の蕾や花を飾る土地もあるようです。その訳は、この花は一つの蕾から十二の花を咲かせると言われる為、その年、一年(十二ヶ月間)の願いごとを叶えるという意味があるからだそうです。願い事は、そうあるものでは無いと思いますが、最近の世の中の恐ろしさ、なんとかして欲しいと切に願います。ニュースも聞くに堪えない怖いことが続きます。永六輔さんが生きていらしたらご意見を伺いたいです。生前「携帯電話は危ないですよ。貴方達は実験台です。脳に近い所で電磁波を受けていますから、脳がグチャグチャになってしまいますよ。」携帯電話がどれ程の影響があるかわかりませんが、人間の気持ちや生活が大きく変わったことは間違いないようです。なにより最近はあまり皆様、永さんが大好きでいらした気ままな旅をしなくなりました。何年も前に、永さんが出演していらした旅番組にお手紙を出したことがありますがご返事を戴き感激したことがあります。
会長 伊藤聖優雨