=夢=あさがおの候
新年度初回の全教室が終わった四月末の夕方、緊張がほどけると同時に、会場についての大きなトラブルがなかったという安堵感があり、その後かなりの疲労感に襲われました。そして翌日から熱が出て三日間寝込むという、とんだゴールデンウイークになりました。
治りかけた日の朝方、私は夢にうなされて目を覚ましました。激しく雨が降る肌寒い日、私は傘をさし教室に向かっていました。教室と思われる場所に辿り着きました。しかし、そこはまるで廃墟のような平屋の家でした。しかし、机と椅子がほんの数脚片隅に置かれていて、教室のような体裁は確認できました。しかし、想像と違う有り様にうろたえる私。これでは担当講師の授業ができない、途方に暮れる中で、どうしたら良いのかと考えている内に目が覚めました。でも暫くは夢だったと思えず継続している苦しみから解放されないままの放心状態でした。のどの渇きを覚えノロノロと台所へ移動しましたが、思えば、この夢は色彩がなく、グレー一色で暗く、私の追い詰められた心の状態をまさに表しているようでした。荘子の「胡蝶の夢」とはかけ離れたお話しです。何はともあれ無事にスタートできました。
また一年、微力ながら皆様に「気学の奥深さと楽しさ」をお伝えして行きたいと、元気になったいま改めて思うこの頃です。
会長 伊藤聖優雨
